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2017年9月25日 (月)

メルケル首相のもたらしたもの

メルケル首相のもたらしたもの

共同通信:メルケル独首相の4選確実 総選挙、反難民党が第3党の勢い
https://this.kiji.is/284617424299410529?c=39546741839462401

メルケル氏の続投が確実な情勢。難民受け入れに反対する新興右派「ドイツのための選択肢(AfD)」は13.1%で第3党に躍進する勢いで、初めて国政に進出する。

同氏は「議会で最大勢力になるという目標は達成した」と勝利宣言した。ただCDU・CSUは前回の41.5%から大きく得票率を減らす見通し。

メルケル首相は勝利しましたが、右派政党のAfDの躍進もメルケル首相のもたらしたものです。移民の大量受け入れなどで引き起こされた様々な問題がAfDの躍進をもたらしたのですから。

メルケル首相の勝利は好調な経済がもたらしたものです。生活が苦しくなれば「悪いのは移民だ、奴らが仕事を奪っている」となりAfDに票がながれるでしょうから。

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いまドイツは景気が良いのでメルケル首相は勝利できましたが、不景気になったら一気に右傾化するでしょう。

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人々には右翼的心情を持っています。そこを刺激する(反発をまねく)ようなものを日常生活に持ち込んでしまったら、何かあったときに不満の矛先がそこに向かうことになるでしょう。

人の心は合理性や理性だけで出来ている訳ではありません。本能や感情にも配慮が必要なのです。

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