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2018年3月 8日 (木)

ポピュリズムは止まらない

ポピュリズムは止まらない

日本経済新聞 社説:ポピュリズムに揺れる伊政局
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO27837920X00C18A3EA1000/

4日投開票されたイタリア総選挙で、既存の政治に不満をもつ有権者を取り込んだポピュリズム(大衆迎合主義)政党が躍進した。

欧州連合(EU)への批判や反移民を唱える政党が次期政権を主導することになれば、EUを揺さぶり欧州の安定を損ないかねない。今後本格化する連立交渉の行方が気がかりだ。



反エリートや反移民などの政治姿勢が人気を集めた背景には、高い失業率や、中東・アフリカからの移民・難民流入などへの有権者の不満があるとみられる。

欧州ではポピュリズムがひところの勢いを失った感もあったが、イタリアで根強い支持を得ていることが明らかになった。



今回の選挙では、中道左派勢力の後退が顕著だった。穏健な中道路線を軸とする既存政党の態勢立て直しは、多くの欧州主要国に共通するテーマになっている。

既存政党は、大衆に利益を与えられていない、あるいは実感させることが出来ていないと言うことだ。タテマエの政治的正しさやキレイゴトでは大衆を動かせない。具体的な実感できる利益、あるいは本能に訴えるなにかを大衆に与えることが出来なければ、支持を失う。

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第二次大戦後、経済発展や人権の改善は大衆にとって実感できる利益だった。しかし、経済発展は停滞し、人権の改善は大衆の多数ではなく、国外の人間や少数者に対して行われるようになった。

これでは、既存政党が大衆の支持を失うのは当然ではないか。

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大衆の政治的支持が無くなった(空白地帯ができた)ところに生まれたのが、ポピュリズムと批判されている政党なのだろう。

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大衆にいかに実感できる利益を与えられるかが問題で、反ポピュリズムの運動(デモなど)を行ったところで状況は変わらないだろう。それが既存政党に出来るだろうか(私は悲観的だ。EUは分裂しかねないだろう)。

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コメント

イタリアで初の黒人上院議員が誕生、反移民掲げる政党から立候補

2018年3月7日
http://www.afpbb.com/articles/-/3166505?pid=19914140

ポピュリスト政党「同盟(The League)」で移民問題の広報役を務めるナイジェリア出身の候補が当選し、同国初の黒人上院議員が誕生した。
イウォビ氏の主張はイタリアにおける人種差別の増加は不法移民の流入にあるというものだ。

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スペインでは働かないストライキとは逆に、働きすぎる(例えば工場を過剰に稼働させる)ことで結果会社に損をさせるというストライキもあるらしい
その名前が huelga a la japonesa "日本風ストライキ"
https://politica.elpais.com/politica/2018/03/06/actualidad/1520331396_027110.html

投稿: mm | 2018年3月 9日 (金) 08時41分

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