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2018年6月 1日 (金)

ご飯論法を許しているもの

ご飯論法を許しているもの

西日本新聞 春秋:「ご飯論法」…
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syunzyu/article/420846

「ご飯論法」。法政大の上西充子教授がツイッターに投稿して話題になり、国会審議でも引用された。少し長いが秀逸な例えなので紹介する

▼Q「朝ごはんは食べなかったんですか?」A「ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが、それは黙っておきます)」Q「何も食べなかったんですね?」A「何も、と聞かれましても、どこまでを食事の範囲に入れるかは、必ずしも明確ではありませんので…」



▼こんなごまかしやすり替えが国会で繰り返されている。疑惑は解明されず、時間だけが空費-という指摘だ

▼森友、加計(かけ)問題を巡る政府答弁にうんざりしている人は「ある、ある」と大きくうなずこう。ご飯論法はもう満腹、お代わりはいらない。

民主政治では選挙があり、その時に国民の支持を失った為政者や議員は交代させられる。ご飯論法を駆使して、その場限りの言い訳をしているような政治家は選挙の時に退場させられる.....ハズだ。そして、選挙で落ちるという不安がご飯論法のような議論を許さない....ハズだ。

   *        *        *

しかし、安倍政権の支持率はさほど落ちていないし、野党の支持率も低いまま。野党が頼りなくて安倍自民党政権に任せるしかないから、安倍政権の支持率はさほど落ちず、政権を失う不安もないので、好き勝手に振る舞えてしまう。ご飯論法だろうが強行採決だろうが何でもありだ。

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野党の劣化が政治の劣化を加速する。

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